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03月22日-07号

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  1. 三原市議会 2019-03-22
    03月22日-07号


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    最終取得日: 2021-10-05
    平成31年第1回 3月定例会       平成31年第1回(定例会) 呉市議会会議録 第646号平成31年3月22日(金曜日)呉市議会議事堂において開議(第7日)出席議員       1番  上 村  臣 男       2番  阪 井  昌 行       3番  檜 垣  美 良       4番  藤 原    広       5番  奥 田  和 夫       6番  久 保    東       7番  山 上  文 恵       8番  谷    惠 介       9番  林 田  浩 秋       10番  山 本  良 二       11番  林    敏 夫       12番  中 原  明 夫       13番  池庄司  孝 臣       14番  田 中  みわ子       15番  井手畑  隆 政       16番  沖 田  範 彦       17番  谷 本  誠 一       18番  岡 崎  源太朗       19番  福 永  高 美       20番  石 崎  元 成       21番  神 田  隆 彦       22番  渡 辺  一 照       23番  平 岡  正 人       24番  梶 山  治 孝       25番  加 藤  忠 二       26番  片 岡  慶 行       27番  岩 原    昇       28番  北 川  一 清       29番  小 田  晃士朗       30番  中 田  光 政       31番  土 井  正 純       32番  森 本  茂 樹 欠席議員           な    し 説明員  市長       新 原  芳 明  副市長      小 松  良 三  副市長      濱 里    要  理事兼復興総室長 澤 村  直 樹  総務部副部長   手 島  直 樹  総務部参事補   小 山  成 則  企画部長     近 藤  昭 博  財務部長     阿 原    亨  市民部長     市 本  勝 英  文化スポーツ部長 上 東  広 海  福祉保健部長   池 田  昌 彦  福祉事務所長   原垣内  清 治  福祉保健部参事  山 本  雅 之  環境部長     大 江  宏 夫  産業部長     大 下  正 起  産業部参事    松 下  武 雄  理事       田 口  康 典  都市部長     山 崎    裕  土木部長     北 岡  宏 紹  会計管理者    矢 口  正 和  教育長      寺 本  有 伸  教育部長     小 川    聡  消防長      中 西  賢 一  消防局副局長   荒 中  正 規  上下水道事業管理者増 本  寛 治  経営総務部長   道 本  幸 雄  建設部長兼施設管理部長           赤 瀬  正 敬 議会事務局職員  事務局長     有 田    真  事務局次長    小 森    強  議事課長     小 松  史 洋  議事係長     山 崎  幸 恵      ──────────────────────────────                       議  事  日  程 (第 7 号)                         (平成31年3月22日 午前10時開議)第1 天皇陛下御即位30年を祝す賀詞第2 新庁舎建設調査検討特別委員会の調査報告について第3 住民生活に必要な主要幹線道路の整備並びにバス及び鉄道等の旅客輸送の確保と利便性向上のための総合的な施策の調査・検討に関する中間報告について第4 平成30年7月豪雨災害からの復旧・復興に向けた調査・検討に関する中間報告について第5 委員会提出議案第1号 新庁舎建設調査検討特別委員会の廃止について第6 議第49号 呉市教育委員会委員の任命について第7 議第50号 呉市公平委員会委員の選任について第8 議第51号 呉市固定資産評価審査委員会委員の選任について   議第52号 呉市固定資産評価審査委員会委員の選任について第9 諮議第1号 人権擁護委員候補者の推薦について   諮議第2号 人権擁護委員候補者の推薦について   諮議第3号 人権擁護委員候補者の推薦について   諮議第4号 人権擁護委員候補者の推薦について   諮議第5号 人権擁護委員候補者の推薦について   諮議第6号 人権擁護委員候補者の推薦について   諮議第7号 人権擁護委員候補者の推薦について   諮議第8号 人権擁護委員候補者の推薦について   諮議第9号 人権擁護委員候補者の推薦について   諮議第10号 人権擁護委員候補者の推薦について第10 議第1号 平成31年度呉市一般会計予算   議第2号 平成31年度呉市国民健康保険事業(事業勘定)特別会計予算   議第3号 平成31年度呉市国民健康保険事業(直診勘定)特別会計予算   議第4号 平成31年度呉市後期高齢者医療事業特別会計予算   議第5号 平成31年度呉市介護保険事業(保険勘定)特別会計予算   議第6号 平成31年度呉市介護保険事業サービス勘定特別会計予算   議第7号 平成31年度呉市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算   議第8号 平成31年度呉市公園墓地事業特別会計予算   議第9号 平成31年度呉市地域下水道事業特別会計予算   議第10号 平成31年度呉市集落排水事業特別会計予算   議第11号 平成31年度呉市地方卸売市場事業特別会計予算   議第12号 平成31年度呉市野呂高原ロッジ事業特別会計予算   議第13号 平成31年度呉市駐車場事業特別会計予算   議第14号 平成31年度呉市内陸土地造成事業特別会計予算   議第15号 平成31年度呉市港湾整備事業特別会計予算   議第16号 平成31年度呉市臨海土地造成事業特別会計予算   議第17号 平成31年度呉市財産区事業特別会計予算   議第18号 平成31年度呉市病院事業会計予算   議第19号 平成31年度呉市水道事業会計予算   議第20号 平成31年度呉市工業用水道事業会計予算   議第21号 平成31年度呉市下水道事業会計予算                         (以上21件 予算特別委員長報告)      ──────────────────────────────会議に付した事件 日程のとおり      ──────────────────────────────議員の賛否状況 末尾に掲載      ──────────────────────────────            午前10時00分     開   議 ○議長(加藤忠二) 皆さんおはようございます。 これより本日の会議を開きます。 本日の会議録署名者として3番檜垣議員、18番岡崎議員を指名いたします。      ────────────────────────────── ○議長(加藤忠二) 諸般の報告をさせます。 議事課長。     〔小松史洋議事課長朗読〕                                呉市議会報告第4号              諸  般  の  報  告1 受理した委員会の審査報告書は次のとおりである。   予算特別委員会報告書                    1通2 受理した委員会の調査報告書は次のとおりである。   新庁舎建設調査検討特別委員会調査報告書           1通3 受理した委員会の中間報告書は次のとおりである。   総合交通対策特別委員会中間報告書              1通   豪雨災害復旧復興対策特別委員会中間報告書         1通4 委員会が提出した議案は次のとおりである。   委員会提出議案第1号 新庁舎建設調査検討特別委員会の廃止について5 受理した決議案は次のとおりである。   天皇陛下御即位30年を祝す賀詞6 市長が追加提出した議案は次のとおりである。   議第49号 呉市教育委員会委員の任命について         外3件7 市長が提出した諮問書は次のとおりである。   人権擁護委員候補者の推薦について              外9件8 受理した報告書は、次のとおりである。   報告第4号 専決処分について      ────────────────────────────── ○議長(加藤忠二) なお、報告第4号はお手元に配信しておりますので、念のため申し上げます。      ────────────────────────────── △日程第1 天皇陛下御即位30年を祝す賀詞 ○議長(加藤忠二) 日程に入ります。 日程第1、天皇陛下御即位30年を祝す賀詞を議題といたします。 本件は、お手元に配信しております。            ────────────────                発  議  書 次の決議案を提出する。   天皇陛下御即位30年を祝す賀詞 平成31年3月20日                          提 出 者                           呉市議会議員 片 岡 慶 行                                  平 岡 正 人                                  森 本 茂 樹                                  上 村 臣 男                                  山 本 良 二 呉市議会議長  加 藤 忠 二 殿   天皇陛下御即位30年を祝す賀詞 天皇陛下におかせられましては、本年御即位30年をお迎えになられましたことに、心よりお祝いを申し上げます。 常に国民に寄り添い、安寧を祈り、幾多の災害にあっては被災地を励まされ、復興に向けた勇気をお与えくださいました天皇陛下のご事績は、敬慕の念に堪えないところであります。 ここに呉市議会は、市民とともに謹んで感謝と慶祝の意を表します。平成31年3月22日                               呉 市 議 会            ──────────────── ○議長(加藤忠二) 本件の説明を願います。 26番片岡議員。     〔26番片岡慶行議員登壇〕 ◆26番(片岡慶行議員) 本案は、天皇陛下御即位30年に際し、謹んでお祝いを申し上げるものであります。 案文の朗読をもって提案説明といたします。 天皇陛下におかせられましては、本年御即位30年をお迎えになられましたことに、心よりお祝いを申し上げます。 常に国民に寄り添い、その安寧を祈り、幾多の災害にあっては被災地を励まされ、復興に向けた勇気をお与えくださいました天皇陛下の御事績は、敬慕の念にたえないところであります。 ここに呉市議会は、市民とともに謹んで感謝と慶祝の意を表します。 平成31年3月22日。呉市議会。 議員各位におかれましては、何とぞ本決議に御賛同をいただきますようお願いを申し上げます。 ○議長(加藤忠二) お諮りいたします。 本件は、申し合わせにより自後の議事手続を省略して直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 本件を採決いたします。 本件は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) 御異議なしと認めます。よって、本件は可決されました。     〔7番山上文恵議員入場〕      ────────────────────────────── △日程第2 新庁舎建設調査検討特別委員会の調査報告について ○議長(加藤忠二) 日程第2、新庁舎建設調査検討特別委員会の調査報告についてを議題といたします。 本件は、お手元に配信しております。            ────────────────                                 平成31年3月11日 呉市議会議長  加 藤 忠 二 殿                        新庁舎建設調査検討特別委員長                                  神 田 隆 彦  新庁舎建設調査検討特別委員会 調査報告書 本特別委員会は、平成23年6月20日に設置され、以来、新庁舎整備に係る諸問題及び新庁舎が担うべき機能について、調査、検討を行ってきたところである。1 新庁舎建設の経緯 前庁舎は昭和37年の竣工から50年近くが経過し、老朽化が進んでいた。 市は、庁舎整備について市民の意見を幅広く集約するため、学識経験者市民団体等の代表者で構成する呉市庁舎整備検討懇話会を設置し、1年半にわたって議論が重ねられた結果、平成11年に「財政的に大きな負担があるが、建てかえるべきである」との最終提言が出された。 この提言を受け、市は具体的な方法について調査・検討を進めた結果、近隣8町との合併や地方分権の推進による新たな事務等の発生、財政の悪化等といったこともあり、検討を一旦保留することとなった。 その後、平成20年度から呉市財政集中改革プログラムをスタートさせ、平成23年1月には、財政集中改革プログラムが期間中にほぼ達成できる見込みとなったことから、新庁舎の建設に向けて調査・検討を本格的に再開した。 また、有利な財源である合併特例債を活用するためには、平成26年度末までに事業を完了させる必要があるため、建設スケジュールを通常よりも大幅に短縮することとなった。 新庁舎建設の検討に当たっては、本特別委員会において、基本方針、建設場所、新庁舎が担うべき機能などについて、慎重かつ活発な議論を尽くして、基本設計が完成し、平成24年9月定例会において本庁舎等建設事業に係る債務負担行為が議決されたところである。 その後、平成25年8月に入札が成立し、同年9月定例会において新庁舎建設工事に係る契約の締結案が議決され、翌10月着工、平成27年12月完成、平成28年2月に供用を開始した。 また、旧庁舎の解体を経て、平成30年5月に来庁者駐車場の整備に着手し、本年2月、一部供用を開始した。2 新庁舎建設調査検討特別委員会 最終報告 新庁舎建設工事は、事業費、規模ともに前例のない大型建設事業であり、市民の関心度が高く、工事開始後においても、インフレスライド条項適用に伴う工事費の増額、現状に即した設計の見直しなど、さまざまな課題を解決しながら完成を迎えることができた。 平成30年7月に発生した豪雨災害の際は、市民の生命と財産を守る防災の拠点として大いに活躍したところである。 しかしながら、新庁舎は今後50年以上にわたり、呉市の行政、防災、文化及び市民協働の中心的役割を果たし、市民に愛され、親しまれる存在とならなければならない。これからも市民が安心して利用できるよう、強化ガラス等の自然破損の問題については、引き続き定期的な点検や検証等を行うとともに、市民に対する説明責任を十分果たすよう強く要望する。 平成23年3月定例会において庁舎建てかえの方針が明らかにされてから約8年、本年4月に181区画(身体障害者等用駐車場含む)の来庁者駐車場、5月には貯留量約5,200立方メートルの雨水貯留施設が完成し、新庁舎建設に係る工事は全て完了を迎えることから、委員会において所期の目的が達成されたと結論づけ、本特別委員会を廃止することを決定した。 よって報告する。            ──────────────── ○議長(加藤忠二) 本件について新庁舎建設調査検討特別委員長の報告を願います。 神田新庁舎建設調査検討特別委員長。     〔21番神田隆彦議員登壇〕 ◆21番(神田隆彦議員) それでは、これまで新庁舎建設調査検討特別委員会において行ってまいりました調査内容につきまして御報告させていただきます。 本特別委員会は、平成23年6月20日に設置され、約8年間、新庁舎整備に係る諸問題及び新庁舎が担うべき機能について調査、検討を行ってきたところであります。 前庁舎は築50年以上経過し、老朽化が進んでおり、平成9年に実施した耐震診断基本調査では、震度6程度の地震で剪断破壊のおそれがあると診断されました。こうした結果を踏まえ、市は庁舎整備について市民の意見を幅広く集約するため、呉市庁舎整備検討懇話会を設置いたしました。同懇話会では、1年半にわたって議論を重ねられ、平成11年に財政的に大きな負担があるが、建てかえるべきであるとの最終提言が出されました。 この提言を受け、市は、具体的な方法について調査、検討を進めてきましたが、近隣8町との合併や地方分権推進による新たな事務の発生、財政の悪化といったこともあり、検討を一旦保留することとなりました。また、平成19年9月には呉市財政集中改革宣言を行い、平成20年度から呉市財政集中改革プログラムをスタートさせました。その際、庁舎整備については、財政集中改革に一定の見通しが立った後、できるだけ早い時期に具体化を進めることといたしましたが、庁舎建設には多額の費用を要することから、平成22年3月に呉市庁舎建設基金を設置し、毎年5億円の積み立てを開始いたしました。 平成23年1月には、財政集中改革プログラムが期間中にほぼ達成できる見込みとなったことから、新庁舎の建設に向け調査、検討を再開いたしました。財源については、有利な財源である合併特例債を活用するためには、平成26年度末までに事業を完成させる必要がありました。そこで、長年の懸案であった新庁舎建設のスケジュールを短縮し、検討することとなりました。 しかしながら、その後、平成23年3月に発生いたしました東日本大震災により、合併特例債を起こすことができる期間が5年間延長されることになりました。 本特別委員会において、基本方針、建設場所、新庁舎が担うべき機能、庁舎規模などについて慎重かつ活発な議論を尽くし、平成24年9月定例会において本庁舎等建設事業に係る債務負担行為が議決されたところであります。 平成25年8月には、2度にわたる入札中止を受け、入札方式の変更、工期の延長、設計見直しを行った結果、無事入札が成立し、同年9月定例会において新庁舎建設工事に係る契約の締結案が議決されました。 平成26年10月から工事に着工し、翌年12月に完成、平成28年2月から供用が開始されました。 平成30年7月に発生した豪雨災害の際は、市民の生命と財産を守る防災の拠点として大いに活躍したところであります。 新庁舎は今後50年にわたり、市の行政、防災、文化及び市民協働の中心的役割を果たし、市民に愛され、親しまれる存在とならなければなりません。これからも市民が安心して利用できるよう、強化ガラス等の自然破損の問題については、引き続き定期的な点検や検証等を行うとともに、市民に対する説明責任を十分果たすよう強く要望いたします。 平成23年3月定例会において庁舎建てかえの方針が明らかにされてから約8年、本年4月には来庁者駐車場、5月には雨水貯留施設が完成し、新庁舎に係る工事は全て完了いたします。 以上のことから、本年3月11日に開催いたしました特別委員会において、本特別委員会の所期の目的が達成されたものと判断し、本特別委員会を廃止することを決定いたしましたので、御報告いたします。 ○議長(加藤忠二) 以上で本件の報告を終わります。      ────────────────────────────── △日程第3 住民生活に必要な主要幹線道路の整備並びにバス及び鉄道等の旅客輸送の確保と利便性向上のための総合的な施策の調査・検討に関する中間報告について ○議長(加藤忠二) 日程第3、住民生活に必要な主要幹線道路の整備並びにバス及び鉄道等の旅客輸送の確保と利便性向上のための総合的な施策の調査・検討に関する中間報告についてを議題といたします。 本件は、お手元に配信しております。            ────────────────                                 平成31年3月12日 呉市議会議長  加 藤 忠 二 殿                           総合交通対策特別委員長                                  森 本 茂 樹  住民生活に必要な主要幹線道路の整備並びにバス及び鉄道等の旅客輸送の確保と利便性向  上のための総合的な施策の調査・検討に関する中間報告書 本特別委員会は、JR呉線の利用者減少に伴う減便の問題、路線バス、生活バスなどの地域公共交通の維持、確保など、住民の利便性を確保するための交通施策については継続的に調査・検討を行う必要性があり、その際には、地域の実情を踏まえた道路事業の進捗状況も合わせて総合的に検討する必要があることから、改選後の平成27年5月に設置され、調査・検討を行ってきたところである。1 主要幹線道路の進捗状況 東広島・呉自動車道については、平成27年3月に全線供用されたことにより、山陽自動車道や広島空港へのアクセスは飛躍的に向上し、郷原工業団地を初めとする各工業団地への通勤時間の短縮や物流の効率化などの効果もあらわれている。しかし、阿賀IC出口先小倉交差点においては深刻な渋滞が発生しており、高速交通ネットワーク機能が最大限に発揮されているとは言いがたい状況となっているため、阿賀ICの立体化を要望、平成29年度より工事が着手されている。 広島呉道路クレアライン)については、料金徴収期間が平成32年11月28日までとなっているが、料金徴収期間満了後の扱いは、未だ国から明確な方針が示されていない状況である。全線無料化となった場合は、交通量が大幅に増加することが予想されるため、平成29年度から警察や関係部署と対策について協議が行われている。また、災害に強いまちづくりに向け、国に対して4車線化に向けた要望も行っている。 休山新道については、今月、Ⅱ期線トンネルの工事が完了し、長年の懸案であった4車線化が実現、国道185号の渋滞緩和が期待されている。 主要地方道呉平谷線については、此原工区において、拡幅した部分の舗装工事と道路を山側の車線に切りかえる工事が終了し、現在、仮設道路を撤去し、狭めていた河川護岸をもとに戻す工事が行われている。また、上二河工区、トンネル工区においては保安林解除に向けた作業と橋梁の詳細設計に向けた作業が行われている。呉環状線については、警固屋工区において、広島県が測量、調査に着手し、ルートの検討を、また、阿賀南工区において、平成28年度より順次、用地の取得作業が行われている。2 バス事業及び鉄道等をめぐる状況 広島電鉄株式会社呉市域バス路線については、赤字路線に対して市から経営支援補助金を交付することとなっており、平成29年度においては11路線中9路線が赤字であったことから、交付した経営支援補助金は3億5,000万円となっている。市民の移動手段を確保するためには、当面、路線維持にかかる経費に対し、補助金を支出せざるを得ない状況である。生活交通については、旧合併町4地区(下蒲刈、川尻、倉橋、安浦)及び広島電鉄株式会社が路線退出した3地区(音戸、広、昭和)の市内7地区において、市民生活に不可欠な公共交通を確保するため、地元交通事業者等に対し、生活バスの運行を依頼している。また、吉浦及び警固屋地区においては、地域住民が主体となり、地域の移動ニーズに即した形態で乗合タクシーが運行されている。各路線とも人口減少等に伴い、利用者が減少しており、収支状況の悪化も懸念されていることから、生活交通の持続可能な運行のため、バスの運行回数や運賃について適宜見直しを行っている。 当局においては、地域イベント等へ出向き、市民の公共交通に対する意識の向上や利用促進の呼び掛け等の活動を継続して行っている。 本特別委員会においても、地域公共交通のあり方について、委員間討議や現地調査等を行い、問題意識を高めたところである。 一方、JR西日本に対しては、運行ダイヤや施設整備に関する改善等について、沿線の自治体で構成する期成同盟会を通じて要望活動を継続している。また、平成30年7月豪雨においては、土砂崩れ等の影響により長期間不通となり、市民生活、経済活動に多大な影響が出たところであるが、このことにより、改めて鉄道網の重要性について再認識した。 離島住民の日常生活に不可欠な交通機関である三角航路及び斎島航路については、平成27年4月から経営主体を一元化され、効率的な航路運営の実現に向けて取り組んでいる。 このような状況のもと、当局においては、市の基本的な交通政策に係る指針として平成27年3月に策定した「呉市地域公共交通ビジョン」の具体的な取り組み方針を示し、より実効性のある施策を計画的に推進していくため、地域にとって望ましい公共交通網の姿を明らかにする「呉市地域公共交通網形成計画」の策定を進めている。3 総合交通対策特別委員会 中間報告 主要幹線道路の建設については、休山新道の4車線化が実現したところであるが、東広島・呉自動車道阿賀ICの先小倉交差点立体化、湾内アクセスを含む一般国道487号等の早期事業化、主要地方道呉平谷線の未整備区間の事業化など残された課題が多々ある。 バス事業については、本特別委員会においても経営の効率化及び市民サービスの向上について活発な議論が行われてきたところであるが、引き続き、バス利用者の利便性の確保、収支不足に対する経営支援、真に必要な公共交通のあり方の検討など、課題解決に向けた協議が必要である。 呉市地域公共交通網形成計画においては、まちづくりとの一体性を確保するため、呉市都市計画マスタープランとの調和を前提とし、今後策定予定の呉市立地適正化計画との整合を図り、JR呉線を公共交通ネットワークの基軸として、一部地域の交通体系に特化することなく、各地域の生活圏内を見渡した上で、呉市の公共交通網のあるべき姿を示すこととしており、その実現に向けた取り組みが喫緊の課題である。 よって、主要幹線道路の整備及び市民の日常生活を支える重要な役割を担う公共交通については、今後も調査、検討を要するものと考える。            ──────────────── ○議長(加藤忠二) 本件について総合交通対策特別委員長の報告を願います。 森本総合交通対策特別委員長。     〔32番森本茂樹議員登壇〕 ◆32番(森本茂樹議員) それでは、総合交通対策特別委員会の中間報告を行います。 総合交通対策特別委員会は、平成27年5月に設置され、以来、住民生活に必要な主要幹線道路の整備並びにバス及び鉄道等の旅客輸送の確保と利便性向上のための総合的な施策の調査、検討を行ってきたところであります。 まず、主要幹線道路の進捗状況について主なものを述べさせていただきます。 東広島・呉自動車道につきましては、平成27年3月に全線が使用開始されたところありますが、阿賀インターチェンジ出口の先小倉交差点においては、深刻な渋滞が発生しております。そのようなことから阿賀インターチェンジの立体化を要望し、昨年度より工事が着手されております。 広島呉道路クレアラインにつきましては、災害に強いまちづくりに向け、国に対して4車線化に向けた要望も行っております。 休山新道につきましては、Ⅱ期線のトンネル工事が完了、3月10日に供用が開始され、国道185号の渋滞緩和が期待されているところであります。 次に、バス事業及び鉄道等をめぐる状況につきまして、主なものを述べさせていただきます。 広島電鉄株式会社呉市域バス路線につきましては、赤字路線に対して市から経営支援補助金を交付することとなっておりますが、市民の移動手段を確保するためには、当面、路線維持に係る経費に対して補助金を支出せざるを得ない状況であります。 生活交通については、市内7地区において市民生活に不可欠な公共交通を確保するため、地元交通事業者等に対し生活バス運行を依頼しております。 また、吉浦及び警固屋地区においては、地域主導で乗り合いタクシーが運行されております。 一方、JR西日本に対しましては、運行ダイヤや施設整備に関する改善について、沿線の自治体で構成する期成同盟会を通じて要望活動を継続しております。 このたびの豪雨災害においては、土砂崩れ等により長期間不通となり、市民生活、経済活動に大きな影響が出たことから、改めて鉄道網の重要性について再認識したところであります。 また、当局においては、地域にとって望ましい公共交通網の姿を明らかにする呉市地域公共交通網形成計画の策定を進めているところであります。 最後に、調査のまとめといたしまして、明らかになった課題等について述べさせていただきます。 まず、主要幹線道路の建設につきましては、先小倉交差点の立体交差化や湾内アクセスを含む一般国道487号等の早期事業化や主要地方道路呉平谷線の未整備区間の事業化など、残された課題があります。 バス事業につきましては、本特別委員会においても経営の効率化及び市民サービスの向上について活発な議論が行われてきたところでありますが、引き続きバス利用者の利便性の確保、収支不足に対する経営支援、真に必要な公共交通のあり方の検討など、課題解決に向けた協議が必要であります。 呉市地域公共交通網形成計画においては、今後策定予定の呉市立地適正化計画との整合を図るとともに、一部地域の交通体系に特化することなく、各地域の生活圏内を見渡した上で、呉市の公共交通網のあるべき姿を示すこととしており、その実現に向けた取り組みが喫緊の課題であるということでございます。 以上のことから、主要幹線道路網の整備及び市民の日常生活を支える重要な役割を担う公共交通については、今後も調査、検討を要するものと考えるものであります。 これをもちまして本委員会の中間報告を終わります。
    ○議長(加藤忠二) 以上で本件の報告を終わります。      ────────────────────────────── △日程第4 平成30年7月豪雨災害からの復旧・復興に向けた調査・検討に関する中間報告について ○議長(加藤忠二) 日程第4、平成30年7月豪雨災害からの復旧・復興に向けた調査・検討に関する中間報告についてを議題といたします。 本件はお手元に配信いたしております。            ────────────────                                 平成31年3月4日 呉市議会議長  加 藤 忠 二 殿                      豪雨災害復旧・復興対策特別委員長                                  石 崎 元 成  平成30年7月豪雨災害からの復旧・復興に向けた調査・検討に関する中間報告書 本特別委員会は、平成30年7月豪雨による被災者の1日も早い生活の再建及び災害からの復旧・復興を目的に、平成30年9月定例会において発足し、復興に向けた取り組みや、今年度策定する予定の呉市復興計画(案)等について報告を受け、常に市民に寄り添いながら、当局と議論を重ねてきたところである。1 復旧状況 平成30年7月豪雨災害は、死者27名、負傷者22名を出し、3,000件を超える家屋被害や断水のほか、道路への土砂流出や損壊による通行どめ、JR呉線の運休といった公共交通網の遮断など多くの被害をもたらした。 この災害からの復旧に向けた作業は被災直後から開始され、公共交通網では、JR呉線が12月に全線開通し、陸路についてもほぼ正常化している。 断水については、被災直後から一部地域を除いて給水活動が行われ、徐々に復旧し8月2日にほぼ解消した。 住宅被害を受けた方に対しての支援については、支援金等による援助や応急仮設住宅の設置など、各方面からの支援が行われた。なお、仮設住宅には、現在も多くの方が入居している状況である。 特に被害の大きかった天応地区と安浦地区では、生活再建に向けたロードマップが広島県から示され、現在も計画が進行中である。2 復興に向けた取り組み(1)8つのプロジェクト 災害後に立ち上げた「呉市災害対策本部」は、豪雨災害からの着実な復旧・復興に向け、9月11日に「呉市災害復興本部」へ移行し復興総室を立ち上げ、「被災者支援」、「子ども支援」、「土木施設のインフラ強靱化」、「上下水道施設等のインフラ強靱化」、「交通対策」、「廃棄物・土砂処理」、「産業支援」、「市民防災」という8つのプロジェクトが発足した。この8つのプロジェクトは、本委員会においてその都度、進捗状況が報告されている。(2)呉市復興計画の策定 呉市復興計画を策定するため、復興計画検討委員会が設置され、これまで3回にわたり協議・検討が行われた。本計画は、被災地での住民説明会、パブリックコメントや本委員会の意見・ニーズ等を反映した計画を策定する予定である。 また、地区計画の策定に向け、被災地区においてワークショップを開催し、住民意見の集約を行っている。3 豪雨災害復旧・復興対策特別委員会 中間報告 復興に向けた取り組みとして、全庁を挙げて8つのプロジェクトを実施しているが、被災地を取り巻く状況は時間の経過とともに変化しており、常に的確なニーズを把握する事が重要である。また、必要とする人に必要な支援が確実に届くよう、より一層きめ細やかな取り組みを期待する。 呉市復興計画について、市長は今年度中の策定を目指し、2月19日の委員会で計画案について報告を受けたところであるが、今後の策定作業においては、住民説明会や現在行われているパブリックコメント等で出された市民の意見及び委員会等の中で出された議会の意見を十分くみ取っていただくよう要望する。 現在、公共交通機関はほぼ正常化し、豪雨災害からの復旧は着実に進んでいるものの、いまだ多くの市民が仮設住宅での生活を余儀なくされている。復興に向けての基本理念で示されているように、市民が当たり前の生活を取り戻すとともに、災害に強い幸せで魅力的な都市として復活・再生を果たすためには、なお多くの時間を要するが、我々もこの目標に向かって全力をつくすことを決意し、中間報告とする。            ──────────────── ○議長(加藤忠二) 本件について豪雨災害復旧・復興対策特別委員長の報告を願います。 石崎豪雨災害復旧・復興対策特別委員長。     〔20番石崎元成議員登壇〕 ◆20番(石崎元成議員) それでは、平成30年7月豪雨災害からの復旧・復興に向けた調査・検討に対する中間報告書について、豪雨災害復旧・復興対策特別委員会での報告の概要と、委員会の意見、要望を付して報告させていただきます。 まず、復旧状況についてです。平成30年7月豪雨災害は、3月18日に新たな災害関連死が認められたため、死者は28名となり、負傷者22名や3,000件を超える家屋被害、断水、道路の通行どめやJR呉線の運休など、多くの被害をもたらしました。 災害からの復旧作業は被災直後から開始され、JR呉線は12月に全面開通、陸路も現在はほぼ正常化しています。また、断水については、被災直後から給水活動が行われ、8月2日にはほぼ解消いたしました。住宅被害を受けた方に対しては、支援金などによる援助や応急仮設住宅の設置など、各方面からの支援が行われておりますが、現在も多くの方が仮設住宅に入居している状態です。まさに、道半ばでございます。また、特に被害の大きかった天応地区と安浦地区では、生活再建に向けたロードマップが広島県から示され、現在も事業が行われております。 次に、復興に向けた取り組みについてです。 呉市では、豪雨災害からの着実な復旧・復興に向け、被災者支援やインフラ強靱化など八つのプロジェクトが発足し、本委員会でも進捗状況が報告されております。 また、復興計画策定のため、復興計画検討委員会が設置され、被災地での住民説明会、パブリックコメント、本委員会の意見などを反映した計画を策定する予定です。また、被害の大きかった天応地区、安浦地区においては、ワークショップの開催や住民意見の集約を行い、地区計画が策定される予定であります。 以上の報告を受け、委員会の意見、要望といたしまして、まず、8つのプロジェクトを実施しておりますが、被災地を取り巻く状況は常に変化しております。的確なニーズを把握することが重要です。また、必要とする人に必要な支援が確実に届くよう、より一層きめ細やかな取り組みを期待いたします。 次に、呉市復興計画については、2月19日の本委員会で計画案の報告を受けたところですが、策定においては、住民説明会やパブリックコメントなどで出された市民の意見や議会の意見などを十分に酌み取っていただくよう要望いたします。 最後に、現在、公共交通機関はほぼ正常化し、復旧は着実に進んでおりますが、まだ多くの方が仮設住宅で生活されております。市民が当たり前の生活を取り戻し、災害に強い幸せで魅力的な都市としての復活、再生を果たすためには、まだ多くの時間を要しますが、我々もこの目標に向かって全力を尽くしていくことを決意し、中間報告とさせていただきます。 ○議長(加藤忠二) 以上で本件の報告を終わります。      ────────────────────────────── △日程第5 委員会提出議案第1号 ○議長(加藤忠二) 日程第5、委員会提出議案第1号新庁舎建設調査検討特別委員会の廃止についてを議題といたします。 本件はお手元に配信しております。            ────────────────                               委員会提出議案第1号                発  議  書 次の特別委員会廃止案を提出する。   新庁舎建設調査検討特別委員会の廃止について 平成31年3月11日                  提 出 者                   新庁舎建設調査検討特別委員長 神 田 隆 彦 呉市議会議長  加 藤 忠 二 殿   新庁舎建設調査検討特別委員会の廃止について 新庁舎建設調査検討特別委員会を廃止する。(提案理由) 新庁舎建設等に係る事業が全て完了することに伴い、新庁舎整備に係る諸問題及び新庁舎が担うべき機能についての調査・検討という所期の目的を達成したため。            ──────────────── ○議長(加藤忠二) 本件の説明を願います。 神田新庁舎建設調査検討特別委員長。     〔21番神田隆彦議員登壇〕 ◆21番(神田隆彦議員) それでは、新庁舎建設調査検討特別委員会の廃止について提案をさせていただきます。 先ほど報告させていただきましたとおり、5月には新庁舎建設等に係る事業は全て完了し、新庁舎が担うべき機能についての調査、検討という所期の目的を達成したため、本年3月11日の特別委員会において本特別委員会の廃止を決定いたしました。よって、本特別委員会の廃止を提案するものであります。皆様におかれましては、本案に御賛同賜りますようお願いをいたします。 ○議長(加藤忠二) お諮りいたします。 本件は、申し合わせにより自後の議事手続を省略して直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 本件を採決いたします。 本件は可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) 御異議なしと認めます。よって、本件は可決されました。      ────────────────────────────── △日程第6 議第49号 ○議長(加藤忠二) 日程第6、議第49号呉市教育委員会委員の任命についてを議題といたします。 本件は、お手元に配信しております。 本件の説明を求めます。     〔新原芳明市長登壇〕 ◎市長(新原芳明) ただいま上程されました議第49号について御説明申し上げます。 本案は、呉市教育委員会委員の任期満了に伴う後任委員の任命について御同意をお願いするものでございます。 ここに御提案申し上げております小谷眞喜子氏は、学識、経験ともに大変豊かな方でございまして、呉市教育委員会委員として適任と存じます。何とぞ御同意賜りますようお願い申し上げる次第でございます。 ○議長(加藤忠二) お諮りいたします。 本件は、申し合わせにより自後の議事手続を省略して直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 本件を採決いたします。 本件は同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) 御異議なしと認めます。よって、本件は同意されました。      ────────────────────────────── △日程第7 議第50号 ○議長(加藤忠二) 日程第7、議第50号呉市公平委員会委員の選任についてを議題といたします。 本件は、お手元に配信しております。 本件の説明を求めます。     〔新原芳明市長登壇〕 ◎市長(新原芳明) ただいま上程されました議第50号について御説明申し上げます。 本案は、呉市公平委員会委員の任期満了に伴う後任委員の選任について御同意をお願いするものでございます。 ここに御提案申し上げております西田小百合氏は、学識、経験ともに大変豊かな方でございまして、本市の公平委員として適任と存じます。何とぞ御同意賜りますようお願い申し上げる次第でございます。 ○議長(加藤忠二) お諮りいたします。 本件は、申し合わせにより自後の議事手続を省略して直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 本件を採決いたします。 本件は同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) 御異議なしと認めます。よって、本件は同意されました。      ────────────────────────────── △日程第8 議第51号外1件 ○議長(加藤忠二) 日程第8、議第51号呉市固定資産評価審査委員会委員の選任について、外1件を一括して議題といたします。 本2件は、お手元に配信しております。 本2件の説明を求めます。     〔新原芳明市長登壇〕 ◎市長(新原芳明) ただいま上程されました議第51号及び議第52号について御説明申し上げます。 本案は、呉市固定資産評価審査委員会委員の任期満了に伴う後任委員の選任について、御同意をお願いするものでございます。 ここに御提案申し上げております砂古健三氏及び中村芳治氏は、現在呉市固定資産評価審査委員会委員として御活躍中であり、学識、経験ともに大変豊かな方でございまして、引き続き御尽力願いたいと思うところでございます。 何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。 ○議長(加藤忠二) お諮りいたします。 本2件は、申し合わせにより自後の議事手続を省略して直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 本2件を一括して採決いたします。 本2件は同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) 御異議なしと認めます。よって、本2件は同意されました。      ────────────────────────────── △日程第9 諮議第1号外9件 ○議長(加藤忠二) 日程第9、諮議第1号人権擁護委員候補者の推薦について、外9件を一括して議題といたします。 本10件は、お手元に配信しております。            ────────────────                                    諮議第1号   人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月20日付呉市人第81号をもって呉市長新原芳明より諮問があったので、議会に付議する。 平成31年3月22日                          呉市議会議長  加 藤 忠 二                                 呉市人第81号                                 平成31年3月20日 呉市議会議長  加 藤 忠 二 様                              呉市長 新 原 芳 明   人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を人権擁護委員候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏  名住    所ささき ちあき 佐々木 千 晶呉市和庄1丁目17番17号            ────────────────                                    諮議第2号   人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月20日付呉市人第82号をもって呉市長新原芳明より諮問があったので、議会に付議する。 平成31年3月22日                          呉市議会議長  加 藤 忠 二                                 呉市人第82号                                 平成31年3月20日 呉市議会議長  加 藤 忠 二 様                              呉市長 新 原 芳 明   人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を人権擁護委員候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏  名住    所よしかわ せいしろう 吉 川 精至郎呉市宮原3丁目14番6号            ────────────────                                    諮議第3号   人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月20日付呉市人第83号をもって呉市長新原芳明より諮問があったので、議会に付議する。 平成31年3月22日                          呉市議会議長  加 藤 忠 二                                 呉市人第83号                                 平成31年3月20日 呉市議会議長  加 藤 忠 二 様                              呉市長 新 原 芳 明   人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を人権擁護委員候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏  名住    所やぐち ゆかり 矢 口 由香里呉市広大新開2丁目17番23号            ────────────────                                    諮議第4号   人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月20日付呉市人第84号をもって呉市長新原芳明より諮問があったので、議会に付議する。 平成31年3月22日                          呉市議会議長  加 藤 忠 二                                 呉市人第84号                                 平成31年3月20日 呉市議会議長  加 藤 忠 二 様                              呉市長 新 原 芳 明   人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を人権擁護委員候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏  名住    所かりやま まさひで 狩 山 正 秀呉市仁方桟橋通1番10号            ────────────────                                    諮議第5号   人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月20日付呉市人第85号をもって呉市長新原芳明より諮問があったので、議会に付議する。 平成31年3月22日                          呉市議会議長  加 藤 忠 二                                 呉市人第85号                                 平成31年3月20日 呉市議会議長  加 藤 忠 二 様                              呉市長 新 原 芳 明   人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を人権擁護委員候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏  名住    所なかはら ひではる 中 原 秀 治呉市西畑町8番1号            ────────────────                                    諮議第6号   人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月20日付呉市人第86号をもって呉市長新原芳明より諮問があったので、議会に付議する。 平成31年3月22日                          呉市議会議長  加 藤 忠 二                                 呉市人第86号                                 平成31年3月20日 呉市議会議長  加 藤 忠 二 様                              呉市長 新 原 芳 明   人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を人権擁護委員候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏  名住    所きたむら のぼる 北 村   昇呉市東中央3丁目3番14号            ────────────────                                    諮議第7号   人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月20日付呉市人第87号をもって呉市長新原芳明より諮問があったので、議会に付議する。 平成31年3月22日                          呉市議会議長  加 藤 忠 二                                 呉市人第87号                                 平成31年3月20日 呉市議会議長  加 藤 忠 二 様                              呉市長 新 原 芳 明   人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を人権擁護委員候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏  名住    所きりやま れいこ 桐 山 昤 子呉市山手1丁目17番15号            ────────────────                                    諮議第8号   人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月20日付呉市人第88号をもって呉市長新原芳明より諮問があったので、議会に付議する。 平成31年3月22日                          呉市議会議長  加 藤 忠 二                                 呉市人第88号                                 平成31年3月20日 呉市議会議長  加 藤 忠 二 様                              呉市長 新 原 芳 明   人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を人権擁護委員候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏  名住    所おがわ つもる 尾 川   積呉市川尻町東1丁目3番21号            ────────────────                                    諮議第9号   人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月20日付呉市人第89号をもって呉市長新原芳明より諮問があったので、議会に付議する。 平成31年3月22日                          呉市議会議長  加 藤 忠 二                                 呉市人第89号                                 平成31年3月20日 呉市議会議長  加 藤 忠 二 様                              呉市長 新 原 芳 明   人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を人権擁護委員候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏  名住    所さきもと けんじ 崎 本 賢 次呉市音戸町田原3丁目15番25号            ────────────────                                    諮議第10号   人権擁護委員候補者の推薦について 次のとおり3月20日付呉市人第90号をもって呉市長新原芳明より諮問があったので、議会に付議する。 平成31年3月22日                          呉市議会議長  加 藤 忠 二                                 呉市人第90号                                 平成31年3月20日 呉市議会議長  加 藤 忠 二 様                              呉市長 新 原 芳 明   人権擁護委員候補者の推薦について(諮問) 次の者を人権擁護委員候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。氏  名住    所もりさわ まさひろ 森 澤 正 博呉市音戸町渡子2丁目16番8号            ──────────────── ○議長(加藤忠二) 本10件の説明を求めます。     〔新原芳明市長登壇〕 ◎市長(新原芳明) ただいま上程されました諮議第1号から諮議第10号までについて御説明を申し上げます。 本件は、人権擁護委員の任期満了に伴い法務大臣に対し候補者を推薦するに当たり、市議会の御意見を求めるものでございます。 ここにお諮りしております諮議第1号の佐々木千晶氏、諮議第2号の吉川精至郎氏、諮議第3号の矢口由香理氏、諮議第4号の狩山正秀氏については、本年6月30日の任期満了に伴い退任される末永良子氏、岡本雄三氏、迫越知子氏、佐藤光清氏の後任者として新任の推薦を行うものでございます。 また、諮議第5号の中原秀治氏、諮議第6号の北村昇氏、諮議第7号の桐山昤子氏、諮議第8号の尾川積氏、諮議第9号の崎本賢次氏、諮議第10号の森澤正博氏の6名については、本年6月30日の任期満了に伴い再任の推薦を行うものでございます。 御推薦いたします方々は、人格、見識ともに高く、広く社会の実情に通じた方でございますので、人権擁護委員として適任であると存じます。何とぞよろしく御判断をお願い申し上げます。 ○議長(加藤忠二) お諮りいたします。 本10件は、申し合わせにより自後の議事手続を省略して直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定されました。 本10件を一括して採決いたします。 本10件は異議なしと答申することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) 御異議なしと認めます。よって、本10件は異議なしと答申することに決定されました。 なお、本10件の答申書は、議長に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) 御異議なしと認めます。よって、さよう取り計らいます。      ────────────────────────────── △日程第10 議第1号外20件 ○議長(加藤忠二) 日程第10、議第1号平成31年度呉市一般会計予算、外20件を一括して議題といたします。 審査報告書を朗読させます。     〔小松史洋議事課長朗読〕 呉市議会議長  加 藤 忠 二 殿                          予算特別委員長 中 田 光 政                審 査 報 告 書 議第1号 平成31年度呉市一般会計予算 議第2号 平成31年度呉市国民健康保険事業(事業勘定)特別会計予算 議第3号 平成31年度呉市国民健康保険事業(直診勘定)特別会計予算 議第4号 平成31年度呉市後期高齢者医療事業特別会計予算 議第5号 平成31年度呉市介護保険事業(保険勘定)特別会計予算 議第6号 平成31年度呉市介護保険事業サービス勘定特別会計予算 議第7号 平成31年度呉市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算 議第8号 平成31年度呉市公園墓地事業特別会計予算 議第9号 平成31年度呉市地域下水道事業特別会計予算 議第10号 平成31年度呉市集落排水事業特別会計予算 議第11号 平成31年度呉市地方卸売市場事業特別会計予算 議第12号 平成31年度呉市野呂高原ロッジ事業特別会計予算 議第13号 平成31年度呉市駐車場事業特別会計予算 議第14号 平成31年度呉市内陸土地造成事業特別会計予算 議第15号 平成31年度呉市港湾整備事業特別会計予算 議第16号 平成31年度呉市臨海土地造成事業特別会計予算 議第17号 平成31年度呉市財産区事業特別会計予算 議第18号 平成31年度呉市病院事業会計予算 議第19号 平成31年度呉市水道事業会計予算 議第20号 平成31年度呉市工業用水道事業会計予算 議第21号 平成31年度呉市下水道事業会計予算 本21件については、慎重審査の結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決定した。 よって、報告する。 ○議長(加藤忠二) 委員長に対する質疑の通告はありません。 これより討論に入ります。 7番山上議員。     〔7番山上文恵議員登壇〕 ◆7番(山上文恵議員) 私は、社民党呉市議団として議第1号平成31年度呉市一般会計予算案から議第7号平成31年度呉市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算案まで、議第18号平成31年度呉市病院事業会計予算案から議第21号平成31年度呉市下水道事業会計予算案までの11議案に対しまして反対討論を行います。 これらの予算案の反対理由は、一つ目に市民生活に多大な影響をもたらし、消費の落ち込み、景気の悪化を加速させる消費税及び地方消費税の税率が引き上げられることに伴う予算が入っているからです。政府が行おうとしているプレミアム付商品券の発売は非課税世帯の低所得者及び3歳未満の子育て世帯に対して発行しなくてはならないほど経済の循環が滞るものと危惧しているあらわれと思われます。また、非課税にならないぎりぎりの所得の方々はいつも何の恩恵もなく、税金や国民健康保険保険料や介護保険料を払い、消費税率の引き上げに対しても支払い、常に支払う側に立たされております。ぎりぎりの生活を余儀なくされており、毎日の生活を質素に我慢をしておられます。税制度の問題でございますが、非課税世帯との境の所得額を引き上げていただき、最低限度の生活が営まれるようにしていただきたいと望みます。 二つ目に、行財政改革のさらなる推進が行われる予算であるためです。年齢構成の平準化への努力がされておりますが、それ以上の正規職員の採用をし、職員が少なくなることで起こる市民サービスへの低下を食いとめていただきたいと思います。また、非正規職員の処遇改善を図り、市役所で働く職員として一丸となって行政を担っていただきたいと思います。 三つ目に、個人財産や税額などが勝手に把握され、管理されていること、個人情報保護条例があるにもかかわらず、情報が漏えいされ、世の中に流出するかもしれない危険な状態にさらされているマイナンバー制度の推進が入っているからです。 四つ目に、呉市職員が福祉行政を尊厳を持って行われようとしているにもかかわらず、国の政策によって在宅介護を推し進めなければならない方向に向かっておりますし、医療や福祉がお金によって選ばなくてはならないように進められているからです。また、健康状態を管理されるデータヘルス事業において指導を受けて健康状態が改善されることは市民にとってありがたいことですし、よい事業と思いますが、個人情報が一括管理されていることへ、マイナンバー制度同様、なぜに管理されなくてはならないのかと思う気持ちと、情報の使われ方と情報の流出のおそれを感じているからです。 五つ目に、命を支える水事業において、指定管理者制度の導入の予算があり、指定管理者制度が将来において民営化への方向に進んでいくのではという不安を払拭し切れないからです。 六つ目に、特別交付税額が本日発表になりますが、地方交付税の収入が年々減少する中で、この特別交付税に一喜一憂しなくてはならないことに疑問を感じております。また、今後どのような災害がいつ起こるかわからない中で、財政調整基金額をある程度確保しておいていただきたいと思います。 以上、6点の理由から11議案予算案に反対をいたします。 最後に、災害が起こりそうなとき、また起きたとき、危機管理室は中心となって市民に十分に情報を伝達し、避難を促し、市民の命が守られるようにして動いていただきたいと思います。また、このたびの被災をされた皆さんお一人お一人に呉市一丸となって寄り添った対応をされ、災害復旧・復興を行っていただきますようお願いを申し上げまして、私の討論といたします。 ○議長(加藤忠二) 32番森本議員。     〔32番森本茂樹議員登壇〕 ◆32番(森本茂樹議員) 誠志会を代表して、第1号議案から第21号議案まで全議案に対して賛成の立場で討論をいたします。 日本経済の情勢を見ると、景気の後退が見られる中、米中の貿易摩擦等不安材料が多く、今後の金融市場の変動に留意する必要があります。平成31年度予算規模は、一般会計1,002億9,000万円、前年度比14億6,000万円増、1.5%の増となっております。 まず、豪雨災害からの着実で力強い復興についてでございますが、被災された方が一日も早く被災前の生活を取り戻せるよう、切れ目のない総合的な支援を行い、市民が安全・安心して暮らせることができるよう国、県等と連携をしながら土木施設等の改良、復旧、強靱化、機能強化に力を注ぐ、また地域の産業、経済の活力を取り戻すため早期復興に向けた取り組みに対する支援を進める、今回の災害を受けて地域の防災力向上のため防災・減災意識の維持、向上を図るとあります。着実で力強い復興に取り組むという決意が強く感じられます。 次に、呉駅周辺地域総合開発の推進についてでございますが、平成25年1月に閉店をしたそごう呉店跡地の活用、駅前広場の老朽化対策では基本計画の策定、実施計画の時期についても具体案が示され、市民がわくわく、生き生きする青写真ができるよう期待をしております。 次に、産業競争力のさらなる強化についてでございますが、大和ミュージアムの魅力向上、クルーズ客船の誘致、入船山記念館の魅力向上、すずさんに逢える丘整備事業等の事業により、さらなる観光強化が図られるよう要望をしておきます。 我が会派がいつも言っておりますのは、幾ら立派な子供たちを育てても、その若者が他のまちに定住すればますます少子高齢化が進んでくるわけでございます。呉市発展のためには、雇用の創出を行い、若者がこの呉市に定住することです。若者が定住をすれば、子供が生まれます。孫が生まれれば、高齢者、おじいちゃん、おばあちゃんも元気になります。税収入の確保も容易となり、この税を市民サービスの向上につなげるという好循環型社会の構築が重要であります。企業誘致を行い、若者が定住することが一番重要であります。そのような中、阿賀マリノポリスへの企業誘致を進めていただくよう強く要望をしておきます。合併特例債の発行期限も5年間延長され、残り6年間となります。合併建設計画を再点検し、有利な財源を確保し、広島県中央地域のリーダーとしてますます発展し、誰もが呉市に住んでみたいというまちづくりに邁進されることを期待し、賛成討論といたします。 ○議長(加藤忠二) 6番久保議員。     〔6番久保東議員登壇〕 ◆6番(久保東議員) それでは、日本共産党の呉市議団の立場から反対討論をいたします。 議第1号平成31年度呉市一般会計予算から議第7号平成31年度呉市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算、議第9号平成31年度呉市地域下水道事業特別会計予算から議第16号平成31年度呉市臨海土地造成事業特別会計予算、議第18号平成31年度呉市病院事業会計予算から議第21号平成31年度呉市下水道事業会計予算に反対するものです。 平成31年度一般会計予算は、災害復旧・復興に向けての予算立てを中心に1.5%増となる1,000億円を超えるものとなっております。今回の予算を見ますと、小学校、中学校、高校のブロック塀の迅速な修繕対応や、これまで制度の縛りで取り組めなかった農地崩落への復旧事業、また新規の森林経営管理制度なども災害の教訓を生かしながら災害に強い安全・安心なまちづくりに向けての取り組みであることは認めます。しかし、災害支援で被災者に寄り添うとのことでしたが、災害公営住宅などの予算立てが見えてきませんでしたし、被災者の人と人とを結びつけるコミュニティーの形成に向けての市の明確な意図が伝わってきません。一方で、市民の暮らしを支える部分でも、自助、互助、共助が強調され、国民健康保険料の値上げ、消費税増税、地域自治の広域化と集約化による地域行政サービスの削減、そしてそれにつながるコンパクトシティー化の動き、そして市営住宅の管理運営や水道事業などに関して限界が見え始めた指定管理者制度の拡大など、国の施策に従順に従い、公的責任の視点を弱めた予算編成と言えます。また、自衛隊による戸籍閲覧への協力は明らかに呉市民のプライバシーの侵害であり、いわば基本的人権を無視する行為とも言えますし、護衛艦「かが」の空母化など自衛隊の偏執が問われる中、港湾管理者でもある市長が国に対し無批判に従うことでは、呉市民の暮らし、安全を守る立場での予算立てにもつながるとは言えません。よって、地方自治法が掲げる「住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとする。」といった地方自治体の本旨に基づいた予算立てこそが必要と訴えて、私の反対理由といたします。 ○議長(加藤忠二) 2番阪井議員。     〔2番阪井昌行議員登壇〕 ◆2番(阪井昌行議員) 皆さんおはようございます。 私は、公明党呉市議会議員団を代表いたしまして、議第1号から議第21号の全議案に対し賛成の立場で討論をいたします。 現在の日本の景気動向につきましては、今月20日に政府の発表があり、前月までの穏やかに回復しているとの基調は維持した上で、このところの輸出や生産の一部に弱さも見られるとの文言を加えております。また、国内の情勢を見ますと、未曽有の少子高齢化が進み、人口も減っていくという大きな荒波に直面しております。世界を見ても不安定な要素がいっぱいあります。例えば、イギリスのEU離脱問題やアメリカと中国の貿易摩擦、北朝鮮の非核化、拉致問題等、世界経済と情勢の先行きに目が離せない状況であり、揺れ動く国際社会の中で世界と対話をして協調をつくり出していく先頭に日本が立っていかなくてはならないと思います。国の平成31年度一般会計の予算規模は初めて100兆円を上回り、過去最大の予算になっております。本市の一般会計を見ますと、市営プールの整備終了や小中学校への空調設備の設置完了などの減要因があるものの、4年ぶりに1,000億円を超える予算編成になっております。 今回の予算編成の基本的方針の概略を見ますと、平成30年7月西日本豪雨により被災された方々が被災前の当たり前の生活を取り戻せるよう、そして、呉市が災害に強い幸せで魅力ある都市として復活、再生できるよう4項目の施策を上げておられます。 1項目めは住まいと暮らしの再建に3億5,061万6,000円、2項目めは災害に強い安心・安全なまちづくりに57億448万7,000円、3項目めは産業、経済の復興に6,584万3,000円、4項目めは今後の防災・減災に向けた取り組みに1億4,147万5,000円の四つの方針に基づき、またその他復旧・復興に関する取り組みで795万5,000円と、締めて62億7,037万6,000円を計上され、着実で力強い復興に取り組んでまいりますと基本方針を上げられております。私どもも大変に評価し、力強く指示するものであります。今回の災害対応のための財政調整基金と減債基金の取り崩しはいたし方のない施策であり、今後国、県等に交付税措置等に上乗せの要請等をしっかり行っていただきたいと強く要望をしておきます。 また、予算案における主要行事の概要を見ますと、くれワンダーランド構想の重点戦略、呉駅周辺の総合開発の推進で次世代モビリティーやMaaSの導入など、新技術をまちづくりに取り入れ、都市地域の課題を解決するスマートシティーの実現を目指すとあります。まさにわくわく、どきどきする政策であります。市民の皆様が一番気にしているのが、そごうの跡地利用です。目に見えるような推進をお願いし、要望をしておきます。 長期総合計画の実現に向けた取り組みの中で、重点戦略1.人づくりとして、1.子供の居場所づくり、2.子育て支援アプリの導入、3.放課後児童会の充実、4.特色ある呉の教育の推進と、市長の思いのこもった未来の人材育成を感じる施策で非常に敬意をあらわし、評価するものであります。国の施策ではありますが、本年10月には消費税の引き上げがあります。消費税の使い道を変更して全世代型社会保障に切りかえ、幼児教育の無償化、高等教育の一部無償化、私立高校の実質無償化、年金をもらう額が少なく困っている人に年間で最大6万円を加算、介護保険料も所得の低い人は保険料を軽くする、またプレミアム商品券の発行等、今回の予算編成に組み込まれた施策もあり、大変に評価するものであります。2020年度、2021年度から入ってくる施策もありますので、対応をよろしくお願いをしておきます。 市長就任直後に大災害に直面し、四面楚歌の中、勇気を振り絞り、リーダーシップを発揮され、未曽有の災害に立ち向かわれた市長にエールを送り、今後の采配に期待をし、賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。 ○議長(加藤忠二) 17番谷本議員。     〔17番谷本誠一議員登壇〕 ◆17番(谷本誠一議員) 私は、自然共生党として、議第1号呉市一般会計予算について反対の立場で討論いたします。 新市長になられてから2度目の予算編成であり、市長独自色の濃い、しかも非現実的なバラ色の夢を描いた新規施策に絞って考察を試みてまいります。 第1は、呉駅周辺総合開発基本計画策定費1,500万円であります。本年度の2,000万円に続くもので、諮問機関による机上の空論を計画策定の根拠にしようとするものです。総合開発というのは、そごう跡地を含めたもので、そごうの権利集約だけをとってしても難航している状況下にあって、その開発範囲をいたずらに広げようとするのは足元がおろそかになっていると言われても仕方ないでしょう。広島駅前の再開発でさえ組合立ち上げから完成までに17年から35年もかかっており、周辺権利者との調整は計画策定後というのですから、まさに予算が徒労に帰すことは目に見えています。相手があることですから計画どおりに進まないのは明白で、しかも巨額な血税投資が前提となっており、大問題です。前市長もJR呉線複線化をマニフェストに掲げたために後に引けなくなり、調査費を2年間で2,000万円も計上し、水泡に帰した苦い経験を忘れてはなりません。 第2は、呉駅前総合開発に密接に関係する次世代モビリティー回遊性向上実証実験に1,000万円を計上したことです。これは先行して研究が進められている品川駅や三宮駅に続く構想で、利用人口が都会と比べて著しく少ない呉駅では身分不相応というものでしょう。実験とは実現を大前提に行うものですが、時期尚早の現段階において実現性が危ぶまれるものに対し安易に血税を投入するべきではありません。また、実験を受けてこれを実用化するにしても、旧市内中心部を軌道にするのにそれだけの道路が確保されているとは到底思えませんし、高額のバス購入費や維持管理経費において赤字がかさむことは必至で、それに血税を投入しなければ運行は不可能です。交通局民営化の血のにじむような過去の努力や苦労を市長は直接御存じないわけです。 第3は、子供居場所づくり助成と、それに伴う地域コーディネーター設置2,400万円であります。これは、こども食堂を柱に描いており、その制度そのものが手探りの状況であって、これを継続実施する事業主体は経費捻出方法が大きな課題となってのしかかってきます。子供の貧困対策といえば聞こえはいいですが、こども食堂への来場者に貧困査定を行うことは困難ですから、ばらまき福祉と化すことは目に見えています。一方、これまでも子供の居場所づくりとして児童館がありますが、これと重複もいたします。市内に限られている児童館ですから地域間の不公平是正のためにも、まちづくりセンターと児童館を統合しての政策転換を図っていくことこそ先決です。しかも、地域コーディネーターは民間事業者に丸投げするもので、予算の大部分を占めており、必要性を感じ得ません。加えて、3年間の実証実験という位置づけとなっており、血税投下が水泡に帰すのではないかと懸念しているものです。 第4は、リノベーションまちづくり事業1,000万円であります。これは中央地区商店街の空き店舗を有効活用するための施策ですが、民間開発に委ねるため人材育成に公金を投じようとするものです。具体的には、不動産オーナー、事業オーナー、家守を育成するためのスクールを専門業者に委託して開催しようとするものです。中央地域商店街活性化のため、まちづくり会社の立ち上げに過去予算を投じてまいりましたが、その第二弾とも言えましょう。その際確かにNPOは立ち上がったものの、それは第三者的支援団体であって、当初想定していた商店街の中からまちづくり会社設立とまではいきませんでした。空き店舗の再活用はアーケードへの自己負担や地価相場と家賃との乖離などさまざまな要因を克服しなければ実現性に乏しいと思われます。 第5として、広島呉道路等整備提言書作成業務150万円です。期成同盟会への負担金やその活動費は例年のごとく350万円程度組まれており、新たに150万円もかけて4車線化に向けた提言書を策定しようとするものです。広島呉道路の場合、4車線化が大規模災害で有用な効能があるのか、そのものも大きな疑問点です。このたびの大規模災害では4車線であったとしても大差はなかったものと推察しています。ましてや、来年11月から無料化されること、4車線化となれば再有料化になることを…… ○議長(加藤忠二) あと3分です。 ◆17番(谷本誠一議員) (続)市民には知らせておりません。つまり4車線化を推進するに当たり、不利な材料は隠しているわけです。しかも、既に国土交通省が広島呉道路を4車線化の候補に選定したわけですから、新たにその提言書を作成することの意義は極めて希薄です。百歩譲って提言書を作成するにしても、有能な市職員の頭脳を駆使してワープロで作成すれば事足りるはずです。いたずらに血税を投入することは問題です。 最後に、幸町地区観光交流拠点整備事業です。これは国から取得した青山クラブ等を耐震老朽改修した後の活用策を探るニーズ調査に1,000万円をかけるものです。まずは、活用策を未定としたまま改修、再活用ありきで国から取得したことが問題です。一部の団体からの青山クラブ再活用提言を受けて、市長はその方向で突き進んでおられます。民間提案を見ても、ゲストハウス、呉市ゆかりの映画館、市民交流スペースと、非現実的なものばかりが並んでいます。ゲストハウスや映画館は赤字が目に見えており、民間が経営するには呉市が赤字額を補填する必要があります。市民交流スペースは既にくれ協働センターとひろ協働センターとで市内2カ所もあり、足りています。ましてや、これは収益を生みませんから新たな業務委託費や維持管理費がのしかかってくるわけです。となれば、30年間で年平均9,000万円のランニングコストどころでは済まされません。このような状況下で改修、活用ありきで民間コンサルにニーズ調査を委託することは、これも血税が無駄になるのは目に見えています。「この世界の片隅に」のヒットを生かすためにも、青山クラブの一部外壁は残しつつ、解体して中庭部分に懸案となっている戦艦大和大型試験機を設置して、観光客誘致を図ることこそがくれワンダーランド構想の柱となると指摘しておきます。 これらを総括いたしますと、諮問機関や民間事業者に丸投げして、不要な血税を投下し、しかも実現性に極めて乏しい事業がめじろ押しとなっています。以上の理由から呉市一般会計予算に対して反対するものであります。 ○議長(加藤忠二) 23番平岡議員。     〔23番平岡正人議員登壇〕 ◆23番(平岡正人議員) それでは、同志会を代表して、平成31年度予算の議第1号から第21号議案、全議案に対し賛成の立場で討論いたします。 平成31年度の本市の予算規模につきましては、個々には申しませんが、本予算はいずれも呉市を取り巻く不透明な国内外の経済情勢や地方財政の非常に厳しい環境下で、さらには昨年7月の西日本豪雨災害の復旧・復興を念頭に、まず豪雨災害からの力強い復興に取り組むことや持続可能な財政基盤の確立のための行財政改革のさらなる推進、また同時に元気とにぎわいがあふれ、女性や若者が戻ってきたいと思えるような呉市への進化を目指し、くれワンダーランド構想と一体となった長期総合計画の実現に向けた取り組みの3本柱が示されたところであります。さらに、先日、市長からは年度当初からこれらの施策の実践について取り組みにおける力強い意志を伺いました。この予算は、次世代に引き渡すべき呉市の将来の創造に関して責任世代としての予算として編成されたものと考え、まず予算編成にかかわった関係各位の御努力に敬意を表し、この予算に賛同して、その成果に期待しながらも、予算の執行に関し若干の要望と申し入れておくべき事項について述べさせていただきます。 例えば、呉駅周辺地域総合開発事業や青山クラブ整備事業、あるいは市長が公約されたくれワンダーランド構想の主要課題と言える安芸灘架橋通行料の無料化などの重要案件については、現時点ではその多くがいまだに具体化は示されていない現状であります。これらはいずれも本市の将来を担う重要案件であることから、現在鋭意検討されています各委員会や協議会への働きかけを今以上に強める必要がございます。さらに、安芸灘通行料無料化についても今までの市長の御努力には一定の評価はできますが、地元市民への時宜に合った現状説明も認識され、早期の具体化に向けられるよう努力をいただくようお願い申し上げます。 さらに、財政改革については、豪雨災害による予期せぬ財政需要が生じた中にあって、今後5年間の財政見通しの収支不足も前年予想額を改善している努力が認められ、これも評価いたします。しかしながら、市債残高の増加や財政調整基金の枯渇という現状からは非常に厳しい財政状況であるため、歳入の確保、歳出の抑制に向けては健全な財政運用を念頭に入れて、新たに強い意志を持って予算の計画とその執行に当たられるよう申し入れます。 次に、災害復旧・復興でありますが、このたび復興総室から復興計画案が開示されました。ここで示された四つの基本方針については、まず国や県、関係機関との連携を強めて、市民や議会、関係団体などと一緒になっての早目の復興・復旧への努力をさらにお願いするものであります。さらに、市民の防災・減災意識の向上と避難意識の強化について特別の配慮をお願いします。まず、避難意識の向上は直接的に被災者の低減に寄与できるものであり、これは早急に取り組むよう申し入れます。また、関連して呉市の治山治水事業への取り組みについて申し上げます。 この事業は、そのほとんどが国、県の所管ではありますが、今回の災害にしても、災害要因の大部分が治山、砂防ダムの堤内堆積土砂の撤去や上流域の整備などの治水機能の維持管理不足と言わざるを得ず、治山治水管理行政の強化が求められるものであります。市といたしましては、治山治水施設の被災状況の説明と対応の要請などについて国、県への働きかけを一層強化していただきたい。早期の対策実施に向けての努力が求められると思います。 次に、教育についてですが、我が会派が従来から申し入れているように、教育最優先の認識を大きく持って継続されますようお願いいたします。 最後に、施策に関する意思疎通の改善について先日の総体質問でも言いましたけれども、さきに上げた予算の3本柱と、これに関する主要案件について慎重に綿密な段取りをしていただくことはもちろんですが、特につけ加えて言えば、節々に必ず地元説明を行い…… ○議長(加藤忠二) あと3分です。 ◆23番(平岡正人議員) (続)事業の要否と住民の賛同を判断して、スピード感を持って実行、努力していただくよう重ねて申し入れます。また、市庁舎内部、市と議会あるいは市民との情報の共有化の不足感をぜひ取り除いていただきたいと考えます。 以上、我が会派の意のあるところを酌んでいただき、将来の広島県中央地域のかなめとして呉市の今後が展開されますよう、大きな期待と要望を付して予算賛成討論といたします。 ○議長(加藤忠二) 28番北川議員。     〔28番北川一清議員登壇〕 ◆28番(北川一清議員) 私は、仁友会を代表して、議第1号から議第21号までの全議案に対し賛成の立場で討論させていただきます。 新原市長就任2年目の予算は、甚大な被害をもたらした昨年7月の豪雨災害からの復旧・復興を中心に捉えた編成となっております。9月定例会において、我が会派は新年度予算に対して三つの提案をさせていただきました。 その内容として、まずは自然災害からの復旧・復興に関する事業を最優先に重点配分すること。二つ目、昨年3月に策定された第3次呉市行政改革実施計画に基づく健全な財政運営の確保に努めることなどで、災害対応に関する個別の提案として防災のかなめとなるインフラの復旧整備やライフラインである水道施設の機能強化を着実に実施すること。三つ目は、農林水産業を含む産業振興や観光客誘致増強のための観光振興など、経済復興への積極的な取り組みを上げました。これらの提案と照らし合わせてみますと、新年度予算案は編成の基本方針として三つの点で掲げられております。 1点目の基本方針としては、豪雨災害からの着実で力強い復興であります。被災前の当たり前の生活を取り戻し、災害に強い魅力ある都市として復興、再生できるよう四つの方針に基づいて取り組むというものであります。 まず、住まいと暮らしの再建としての方針は、天応、安浦の地域支え合いセンターによる被災者に寄り添った相談や見守り支援、民間住宅の借り上げや仮設住宅の管理など、被災された方々に安心して生活できる住まいを提供するとともに、心のケアを行うなど大切な事業と考えております。引き続き取り組んでいただきたい。 次の方針は、災害に強い安全なまちづくり、道路、河川、橋梁、農道などのインフラ整備と、天応市民センターなど公共施設の復旧強化については重要事項として会派提案いたしましたが、国と県との連携を密にして、速やかに、着実に実施していただきたい。中でも、天応、西条3丁目地区整備事業は、国の防災工事と合わせて狭隘な市道を整備するとされていますが、この事業は災害に強いまちづくりの事例として期待しております。 3番目、産業、経済の復興は、企業の被災施設復旧費助成による商工業支援と観光支援ですが、今年度に取得した青山クラブのニーズ調査が計上されており、呉鎮守府開庁130周年記念事業、呉市の恩返しプロジェクト、「待っとるよ呉」観光キャンペーン等のイベントが予定されております。これらのイベントに多くの観光客を呼び込み、復興の機運を高めていただきたい。期待しております。なお、新たな観光推進体制の構築において、観光推進計画の策定を検討されているとのことですが、非常に重要な計画ですので、各関係者、各団体との協議を積極的に進めていただきたい。 四つ目として、最後の方針、今後の防災・減災に向けた取り組みについては、避難体制の見直し、強化として避難の手引き、ハザードマップの作成、防災情報メールの変更など、市民の生命を守る適切な避難行動のための重要な事業が上げられております。これらは昨年の豪雨災害の経験と反省を踏まえて実効性のあるものに仕上げていただきたい。 大きな方針の二つ目は、第3次呉市行政改革実施計画に基づくさらなる推進であります。歳入確保の新たな取り組みとして復興支援のためにネーミングライツを導入し、歳出抑制として職員の人件費の削減や計画的な投資的事業の執行に取り組まれ、将来負担の抑制としては交付税措置のある有利な起債活用に努めるとされております。こうした行財政改革の取り組みは新たな事業を展開するためにも地道に続けていく必要があります。ネーミングライツの募集は他施設の募集も継続されており、企業の地域貢献の新たな形として広がっていくことを期待しております。 大きな方針の三つ目は、くれワンダーランド構想と一体となった長期総合計画の実現に向けた取り組みですが、これには三つの重点戦略が上げられております。 重点戦略の一つ、人づくりについてですが、未来を担う人材の育成として放課後児童会の充実に加え、子育て支援アプリなどの取り組み、健康づくりの推進では、地域包括ケアシステムの推進などが計上されております。 重点戦略の二つ目、地域づくりについては、産業競争力のさらなる強化として新たな中小企業支援事業や呉産品の販路拡大支援の取り組み、観光振興では、クルーズ客船の誘致、また開館から多くの観光客誘致を果たしている大和ミュージアムのリニューアルに向けた調査等が計上されておりますが、さらなる魅力となるように検討していただきたい。産業を支える人材の確保では、商店街の空き店舗の活用方法の検討と人材育成を合わせて行うリノベーションまちづくり事業も新しい試みとしておもしろいと思います。また、今年度から始めたクラウドファンディング型ふるさと納税を活用した若い企業者への支援事業も注目しております。 重点戦略の三つ目、都市づくりについては、都市機能の強化充実としては、呉駅周辺地域総合開発について…… ○議長(加藤忠二) あと3分です。 ◆28番(北川一清議員) (続)基本計画策定を計上されております。呉市の玄関口である呉駅周辺の再整備活性化は喫緊の課題であり、スピード感を持って取り組んでいただきたい。これらの重要戦略に掲げるくれワンダーランド構想の考え方を踏まえた事業を具体的に、確実に実施していくことが災害からの復興とともに魅力あるまちの実現に近づくものと思います。 なお、予算の主要事業には上がってはおりませんが、安芸灘大橋の無料化は地域振興の重要事項と考えておりますので、早期実現に向けて検討の協議を進めていきたいと思います。 最後に、企業会計ですが、まず病院事業については訪問診療の機能強化などのために医療機器の更新が計上されております。また、上下水道事業では、被災した川尻の柳迫ポンプ場の復旧工事のほか、防災力の強化として施設の耐震化を計上し、応急給水体制やバックアップ体制の強化に取り組むとされております。こうしたインフラ・ライフラインの強化も災害に強いまちづくりの重要な事業ですので、十分に取り組んでいただきたいと思います。 以上、新年度予算の注目すべき事業について述べましたが、議会での議論を十分に尊重され、着実に実行されることを期待し、賛成討論とさせていただきます。御清聴ありがとうございました。 ○議長(加藤忠二) 16番沖田議員。     〔16番沖田範彦議員登壇〕 ◆16番(沖田範彦議員) 私は、日本のこころを大切にする立場から本日、このたび上程された予算について検証をしてまいりたいと思います。 今は平成31年度でありますけれども、5月1日より新しく元号が生まれ変わります。この新しい年を迎えるという、新しい時代を迎えるという記念すべき時代に入っていく中での予算となったわけでございますが、議第1号から議第21号までの全議案に賛成の立場から討論を行いたいと思います。各議案のうち、特に第1号議案そして第19号議案においては、昨年7月の豪雨災害による甚大な被害を受けての予算が組まれております。そして、着実かつ迅速な復旧・復興に重点を置くものとなっており、スピード感を持って執行していく姿勢が感じられます。 かつて民主党の時代においてコンクリートから人へ、脱ダム宣言という言葉でもっていかにも公共事業、土木事業が無駄であり、悪であるという印象を国民に植えつけ、それに乗った報道機関、テレビや新聞などは自分勝手な判断でおもしろ半分にもっともらしくあおり報道を行ってきました。その結果、国民の多くは大災害などに対する危機感を忘却し、災害は人ごとであるという認識に陥ってしまった感があります。「天災は忘れたころにやってくる」と言われておりますけれども、今は地球規模での異常気象による大災害が発生をしております。今後の取り組みについては防災を先取りするコンクリート予算をしっかりと取り入れ、内需拡大を目指す、それにつながるものになっていく予算に向けていっていただきたいという期待を込めたいと思います。 呉市の重要な方針の一つに上げられるのが、観光に資する政策を打ち出していくことであるということは間違いないと思います。他の議員も取り上げられましたが、広島県呉市は瀬戸内海に面しております。この瀬戸内海がニューヨークタイムズの発表によれば、訪れたい土地52カ所の中で7番目に入るという高位に位置づけられました。これによって、世界各地から多くの観光客がこの瀬戸内海に訪れるであろうということが容易に想像できます。本予算の中に上程されているクルーズ船の寄港に関する予算は、まさに時宜を得たものであると言えます。今後においては、まだまだ十分に活用し切れていない、また埋もれてしまっているかもしれない観光資源の発掘などに大いに力を入れていただき、それに携わるやる気のある人を育てること、そして民間資金の投資を積極的に促すための施策をしっかりと打ち出していってもらいたいと思います。 次に、本年10月1日より施行される消費税が8%から10%に上げられる、それを見越しての関連予算が組まれておりますけれども、私は本来はこの増税には反対であります。かつての5%に戻してもいいのではないかということも強く感じているところではありますけれども、国の方針にのっとった予算ということで、このことについては恐らく深く考える必要はないのではないかと思います。と申しますのも、10月までにこの消費税は恐らく先送りになると私は思っております。 それから、新規予算として上程されました子供の居場所づくり、そして拡充予算としての放課後児童会の充実の考察をいたしますと、全国的な問題になっております子供の貧困問題、ひいては学力、教育の面における課題も大きく、これにつながる予算としての一定の評価ができるものと思っております。しかし、こういった予算が新たに組まれたとしても、呉市は近隣の尾道市においては二歩も三歩もおくれをとっている感じがいたします。今後の取り組みにさらなる力を入れていただくことを大いに期待したいと思います。近年、幼い命が…… ○議長(加藤忠二) あと3分です。 ◆16番(沖田範彦議員) (続)その子にとって一番心を寄せ、信頼し切っている自分の親によってとうとい命を奪われるということが行われて、頻繁に発生しております。日本人の持つ心根をいま一度呼び覚ますための予算をしっかりと盛り込んでいっていただくことを重ねてお願いしておきたいと思います。また、出生率を向上させるための施策を十分に打ち出せておりませんけれども、呉市としては今後特色の出せる予算につなげていっていただきたいと思います。 農林水産に関する予算では、かんきつ類の防虫対策としてドローンによる農薬散布の予算が組まれておりますけれども、実証の結果、農作業の手間を省け、その効率が大いに上がるものになっているようでございまして、今後普及していくものと思います。しっかりとこの予算をつけていっていただきたいと思います。また、かんきつの葉の裏のほうには十分な効果がないという意見もありましたが、これは人力でやっていく以外ないんではないかと思います。とにかく農業に関するこういった新しい予算が組まれております。そのもう一つはイノシシ対策の遠隔操作による捕獲、監視装置であります。私は大きな費用がかかるためにどうかなという疑問なところもありますが、一度に7頭も捕獲できたという報告もありました。これに大いに期待をかけてみたいということでございます。 いずれにしても、新原市長におかれましては、実質2度目の予算編成となったわけでございますけれども、将来に向けての実のあるものにつながる、そして市民の安心と安全を確保できる呉市の予算づくりにつながっていくものと、そういった予算になっているものであると認識をさせていただきます。そして、今後に大いに期待をいたしまして、賛成討論とさせていただきます。御清聴ありがとうございました。 ○議長(加藤忠二) 12番中原議員。     〔12番中原明夫議員登壇〕 ◆12番(中原明夫議員) それでは最後に、市民フォーラムを代表いたしまして、全議案に対し賛成の立場で討論いたします。 平成31年度一般会計予算は、今年度予算と比較して呉市営プールの整備、小中学校空調機設置などの減少要因があるものの、災害復旧、子ども・子育て支援給付などの増加要因が全体を押し上げ、平成30年度を上回る約1,003億円という予算規模になっております。災害復旧や季節要因を吸収努力されまして、増加率を1.5%程度にとどめる予算編成には大変苦慮されたと思います。当局の努力に敬意を表する次第であります。 さて、昨年の豪雨災害から半年以上が経過し、市内の幹線道路、公共交通機関などは順次復旧されている状況ですが、被災農地、河川護岸、急傾斜、市道、橋梁など、市が管理する資産の復旧はこれからが正念場を迎えると考えております。このような状況で、今回の定例会では補正予算、新年度予算に関して、市民に直結した課題、意見、要望について延べ120名もの議員が25時間以上かけて質疑を行いました。どうか市長を初め執行部におかれましては、この議論が不毛なものにならないよう十分配慮いただき、新年度予算執行に奮闘されることを期待いたしまして、賛成討論といたします。 ○議長(加藤忠二) 以上で本21件の討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 まず、議第1号平成31年度呉市一般会計予算を電子表決システムにより採決いたします。 議席にある表決ボタンが点滅していることを確認してください。 本件に対する委員長の報告は可決であります。 本件は委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンを押してください。     〔賛成・反対者ボタンにより表決〕 ○議長(加藤忠二) ボタンの押し忘れや押し間違いはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) なしと認めます。よって、採決を確定いたします。 賛成多数。よって、本件は可決されました。 次に、議第2号平成31年度呉市国民健康保険事業(事業勘定)特別会計予算から議第7号平成31年度呉市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算まで、議第18号平成31年度呉市病院事業会計予算から議第21号平成31年度呉市下水道事業会計予算まで、以上10件を一括して電子表決システムにより採決いたします。 議席にある表決ボタンが点滅していることを確認してください。 本10件に対する委員長の報告は可決であります。 本10件は委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンを押してください。     〔賛成・反対者ボタンにより表決〕 ○議長(加藤忠二) ボタンの押し忘れや押し間違いはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) なしと認めます。よって、採決を確定いたします。 賛成多数。よって、本10件は可決されました。 次に、議第9号平成31年度呉市地域下水道事業特別会計予算から議第16号平成31年度呉市臨海土地造成事業特別会計予算まで、以上8件を一括して電子表決システムにより採決いたします。 議席にある表決ボタンが点滅していることを確認してください。 本8件に対する委員長の報告は可決であります。 本8件は委員長の報告のとおり可決することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンを押してください。     〔賛成・反対者ボタンにより表決〕 ○議長(加藤忠二) ボタンの押し忘れや押し間違いはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) なしと認めます。よって、採決を確定いたします。 賛成多数。よって、本8件は可決されました。 次に、ただいま議決されました19件を除く残り2件を一括して採決いたします。 本2件に対する委員長の報告は可決であります。 本2件は委員長の報告のとおり可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) 御異議なしと認めます。よって、本2件は可決されました。      ──────────────────────────────     〔小谷眞喜子氏スタンドマイクの前へ進む〕 ○議長(加藤忠二) この際、先ほど任命に同意されました教育委員を紹介いたします。 ◎教育委員(小谷眞喜子) このたび教育委員に選任されました小谷と申します。 呉市の教育のますますの発展、充実のため全力を尽くしてその職責に当たらせていただきます。これからも一層の御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げ、挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(加藤忠二) 以上で紹介を終わります。      ────────────────────────────── ○議長(加藤忠二) この際、今期をもって勇退される議員の方々から挨拶があります。 13番池庄司議員。     〔13番池庄司孝臣議員登壇〕 ◆13番(池庄司孝臣議員) 皆様、いろいろ長い間お世話になりました。顧みますと、1市8町の合併の時期、各市町が新しく共生していくその時期に仕事の一片でもかかわらさせていただいたこと、非常にうれしく思っております。まだまだ先の仕事とは思いますけれども、ここにお集まりの議員の皆様方、しっかりと頑張って呉市のために御活躍していただくようにお願いいたします。 私は、個人的に難病にかかりまして、これ以上余り無理できませんので、まずは自分の体を少しでも鍛えて体力を回復しながら、少しでもまた呉市のためにできるように、そういう体になって頑張っていきたいと思います。本当にこの4期16年、いろいろありましたけれども、やはりすばらしい場でした。とても楽しかった。本当に市長を初め、議長そして同僚議員そして職員の皆様方、非常にすばらしい人材のそろった呉市でございます。皆さん、しっかりと自信を持ってこの呉のために頑張ってください。長い間お世話になりました。ありがとうございます。(拍手) ○議長(加藤忠二) 23番平岡議員。     〔23番平岡正人議員登壇〕 ◆23番(平岡正人議員) このたび、一身上の都合で4期16年ほど務めさせていただいたこの市議会議員を退任することといたしました。 任期中は、今、池庄司さんもおっしゃったように私も合併初年度からの市議会議員として多少活躍できた、その多少というのが余り見つからないんですけれど、頑張ったつもりでおります。任期中は、市長部局の方にも、同僚議員の方にもいろいろお世話になりまして、ありがとうございました。 先ほどの討論の中で、私は呉市に生まれて物すごくよかったねと思いますし、建設会社、造船会社、それから呉の市議会議員ということで、これで3回目の辞任の挨拶でございますが、それでも呉市に生まれてよかったねというのがあります。今後、広島県の中の中枢都市のかなめとして呉市がさらに発展するだろうと、これを私は信じておりますし、職員の皆さんも議員の皆さんも、もう少ししたらよくわかると思いますけれど、本当に体を大切にして職責を邁進していかれたら私もうれしく思っておりますので、その点をよろしくお願いしたいと思います。本当に長い間ありがとうございました。(拍手) ○議長(加藤忠二) 24番梶山議員。     〔24番梶山治孝議員登壇〕 ◆24番(梶山治孝議員) 皆さん、こんにちは。私は大連で生まれ、引き揚げてきまして、小中高とわんぱくをして過ごしました。昔のがんぼうですね、このあたりで言う。だけれど、30代、40代、50代と非常にいろんな役をいただきまして、町民から信頼され、いろんな仕事をやらせていただきました。同級生あるいは知り合いのいい人に恵まれて、私は人生の真ん中を過ごしてきたように思います。また、50代半ばで議員にならせていただいたわけですが、その期間、職員の皆さんや同僚議員あるいは先輩議員に指導され、大過なくやってこられたと思っております。しかし、家族には非常に迷惑をしてきたなと、特に家内には申しわけなかったなという思いをこのたび思いました。 ということで、退任させていただきますが、やはりまだまだ昨年の災害の傷跡は深く残っております。これからも何年もかかることとは思いますが、職員の皆さん、同僚議員の皆さん、どうか大きな金額あるいは体を使って直していかにゃいけんわけですが、復旧・復興に向けて全力を投入して、我々一市民が安心して暮らせる地域にしていただきたいとお願いをし、またお礼を申し上げたいと思い、この席に立たせていただきました。どうもありがとうございました。(拍手)      ──────────────────────────────     〔退職理事者、順次スタンドマイクの前へ進む〕 ○議長(加藤忠二) 引き続き、退職されます理事者の挨拶があります。 ◎理事(田口康典) 田口でございます。先週木曜日に広島県の中下副知事から呉市への派遣を終了するという内示をいただきましたので、この3月をもって退職することとなりました。 私は、市内の三条で生まれて、山手幼稚園、二河小学校、二河中学校、呉三津田高校と18年呉市で育ちました。思いがけず、この年になって地元の市役所へ勤務することとなり、市議会議員の皆様や呉市の職員の皆様、そして多くの呉市民の皆様と苦楽をともにしました。これは私の大きな財産となりました。4月からは広島高速道路公社へ勤務させるという内示が出ておりますが、自宅の三条から広島市へ通勤することにいたしております。土曜日、日曜日には呉市内をまたふらふらすることもあると思いますので、その姿を見かけたときには一言、頑張っているかなど励ましの言葉をいただきたいと思っております。 最後になりますが、今後も一市民としてこの呉市を応援してまいりますので、どうかこれからも御指導、御鞭撻のほどよろしくお願いいたします。(拍手) ◎市民部長(市本勝英) 市民部長の市本でございます。在任中は議員の皆様に一方ならぬ御指導、御鞭撻をいただきまして、本当にありがとうございます。心からお礼を申し上げます。 最後ですけれども、議員の皆様のますますの御健勝と御活躍を心からお祈りをいたしております。本当にありがとうございました。(拍手) ◎文化スポーツ部長(上東広海) 文化スポーツ部の上東でございます。在職中、議会の皆様には深い御理解と温かい御指導をいただきました。本当にありがとうございました。 最後の3年間、文化スポーツ部で文化関係、スポーツ関係、社会教育関係と、大変多くの方々と交流を持ち、たくさんの感動を与えていただきました。特に、3年の中で2度甲子園に出た市呉のことは記憶に深く刻まれるものと思います。 いろんな方と御縁をいただきました。そういった方々、そして私を支えてくれた同僚職員、この場をかりてお礼を申し上げ、御挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手) ◎福祉保健部長(池田昌彦) 福祉保健部池田でございます。私は社会保障制度の大改革と言われました平成11年、介護保険制度創設前に福祉部門へ参りまして、以降福祉のほうで担当させていただきまして、市民の皆様の福祉の向上に、微力ではございますが、努めてまいりました。これまでの間、議員の皆様には、社会保障制度、福祉に対しまして温かい目で御指導いただきまして、本当にありがとうございました。 終わりになりますが、議員の皆様の今後ますますの御健勝をお祈り申し上げまして、お礼の御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手) ◎福祉保健部参事(山本雅之) 失礼します。福祉保健部参事山本でございます。これまで議員の皆様方には、御指導、御鞭撻を賜り、大変お世話になりました。まことにありがとうございました。 振り返ってみますと、本当に議員の方々からは貴重なアドバイスでありますとか御指導をいただきました。心より感謝をいたしております。また、一緒に頑張ってきました同僚の仲間の職員たちにもこの場をおかりしまして感謝を申し上げたいと思います。これからは呉市の発展を一市民として応援してまいりたいと思っております。 最後に、議員皆様方のこれからの御健勝とますますの御活躍を心よりお祈りいたしまして、御礼の御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)
    ◎都市部長(山崎裕) 本日まで議員の皆様を初め、多くの先輩、同僚の職員の方々に支えられながら本日を迎えたこと、本当に言葉になりません。また、本日まで皆さんのお力添えをいただきましてここまで来れたこと、本当に私の人生の宝となっております。また、多くの方とも出会うことができて、このことが私の今後の人生にとっても多くの支えになると感じております。 最後の年に7月豪雨で大きな被災を受けましたけれども、まだ復興途中で去る日を迎えたことになってしまいまして、被災者の方それから残る職員の方々に対しましては、大変申しわけなく感じてございます。今後は、一日でも早い復興を願い、また議員の皆様それから残る職員の皆さんの弥栄を祈りながら最後の言葉とさせていただいて、感謝とお礼と私の挨拶にさせていただきたいと思います。本当にありがとうございました。(拍手) ◎会計管理者(矢口正和) 入所以来、議員の皆様方には折に触れ多大な御指導、御鞭撻をいただきまして、まことにありがとうございました。 先ほど御勇退になられる議員の皆様方の今後の御健勝と、また来月厳しい戦いに臨まれる議員の皆様方には立派な成績で戦いを終えられますことを心からお祈り申し上げております。大変僣越ですが、復興のために頑張る職員をぜひ全力で応援してやっていただきたいと思います。ありがとうございました。(拍手) ◎消防局副局長(荒中正規) 消防局の荒中でございます。昭和54年に呉市の消防士として採用され、40年間勤めさせていただきました。心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。(拍手) ◎議会事務局長(有田真) 有田でございます。こうして、きょうこの日を迎えることができましたのは、多くの方に支えられ、助けていただいたおかげだと思います。感謝しかございません。30代のときに議会事務局を経験させていただいて、最後の3年間でまた議会事務局で仕事をさせていただきました。議員の皆様には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。 最後に、二元代表制の一翼を担う議会がこれからも進化し続けることを御祈念申し上げます。本当にありがとうございました。(拍手) ○議長(加藤忠二) 以上で挨拶を終わります。      ────────────────────────────── ○議長(加藤忠二) 以上をもちまして、今期定例会の会議に付議された事件は全て終了いたしました。 お諮りいたします。 会期は3月25日までとなっておりますが、本日をもって閉会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤忠二) 御異議なしと認めます。よって、本日をもって閉会することに決定されました。      ────────────────────────────── ○議長(加藤忠二) 閉会に当たり市長の挨拶があります。     〔新原芳明市長登壇〕 ◎市長(新原芳明) 閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 議員の皆様方におかれましては、平成31年度当初予算を初めとする重要案件につきまして、連日にわたり御審議を賜り、議決をいただきましてありがとうございました。心から感謝申し上げます。 審議の過程において昨年の豪雨災害からの復旧・復興にかかわる御意見を初め、多くの多様な御意見を賜りました。これらの御意見につきましては、大事にし、参考にさせていただきます。 さて、先ほど御挨拶のありました、今期をもって市議会から勇退される議員の皆様には、長年の議会活動を通じ呉市の発展に貢献をいただきました。その御功績に対しまして敬意と感謝の意を表します。今後とも健康に十分留意され、呉市のさらなる発展のため引き続き御指導を賜りますようお願いを申し上げます。また、来るべき選挙に臨まれる議員の皆様におかれましては、御健闘をお祈り申し上げます。また再びさらなる呉市の発展のため御一緒に力を尽くすことができますよう念願をしております。ありがとうございました。 以上で閉会の挨拶といたします。      ──────────────────────────────     〔加藤忠二議長起立〕 ○議長(加藤忠二) 定例会の閉会に当たりまして、私のほうから一言御挨拶を申し上げます。 皆様方におかれましては、新年度予算を初め多くの重要案件につきまして、連日熱心に御審議をいただき、ここに無事閉会の運びとなりましたことを、まずもって厚くお礼を申し上げます。 今期を振り返ってみますと、新庁舎での業務開始、中核市への移行、そして昨年の西日本豪雨による被災など大きな出来事が続いた4年間ではなかったかと思っております。そのような中、議会におきましては、市民の負託に応えるべく、議決機関として最善を尽くしてまいりました。また、市民に、より身近で開かれた議会を目指し、議会広報紙の発行や議会図書室の機能強化など、さまざまな議会改革に取り組んでまいりました。全国の市議会を初め関係機関からも高い評価をいただいておりますことは、皆様の御尽力のたまものであり、感謝の意を表する次第でございます。 さて、我々議員の任期は来月まででありますが、長年市勢の発展に寄与され、議会活動においても大きな功績を残され、今期を最後に勇退される方々がいらっしゃいます。まことに残念であり、名残尽きないものがございます。どうか健康には十分御留意されまして、これまで培われました知識と経験を生かされ、今後とも御活躍いただきますように心からお願いを申し上げる次第でございます。 来月21日に行われます選挙に立候補される皆様方におかれましては、全員が当選の栄誉に輝かれ、この議事堂において再び議論を繰り広げることができますよう、心から祈念いたしたいと思います。 最後に、呉市の復興とさらなる発展、皆様方の御健勝を祈念いたしますとともに、市立呉高等学校の甲子園での活躍に期待をいたしまして、私の挨拶といたします。 以上で定例会を閉会いたします。            午後0時07分     閉   会 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。       呉市議会議長  加 藤  忠 二       呉市議会議員  檜 垣  美 良       呉市議会議員  岡 崎  源太朗...